ロケットストーブ作り始める前に読んでおきたい9つの本

最近、薪の消費量が少なく、自分でも作れる薪ストーブとして注目を集め始めているロケットストーブを自作してみようと考えている人が増えてきているようです。

ただ、ペール缶などを使った屋外で使う簡易型のロケットストーブなどは正しい組み立て方などがWEBや本に掲載されているため、素人でも失敗せずに組み立てられるとは思いますが、室内暖房として活用できるロケットストーブを作ろうと思っている場合、何のノウハウもなしに作り始めると、私のように相当な数の実験&失敗を繰り返さなくてはなりません・・・。

私のような暇人は、そうやって時間を無駄に過ごしてもいいかもしれませんが、ほとんどの人の場合、限られた時間の中でロケットストーブを完成させなければならないのではないでしょうか?

幸いなことに、ここ数年で英語などでしかかかれていなかったロケットストーブの技術やノウハウに関する書籍が日本語訳されて発売されたり、DIY関連の雑誌でもロケットストーブの特集が組まれたりするようになってきました。

いまさらもう遅いのですが、私もロケットストーブを作り始める前にこのような本達に出会っていたら、あの時あんなに悩んだり、こんなにも失敗をしなくても良かったのではと思います(汗)

これからロケットストーブを作り始める皆さんの場合、それらの本を参考にしておけば、ロケットストーブ完成までの時間を相当短縮できるはずです。

ということで今回は、室内暖房用のロケットストーブを作る前に読んでおきたい9つの本についてまとめて紹介しておきます。

DIYで楽しむ手作りストーブの本

出典)ドゥーパ! 特別編集 DIYで楽しむ 手作りストーブの本 (Gakken Mook) |Amazon

まずはじめに紹介しておきたいのが、Gakkenが発行している「DIYで楽しむ手作りストーブの本」です。

様々な種類の手作りストーブの写真や構造図、詳しい解説付きの実例が29個も掲載されています。

  • ロケットストーブ
  • 手作りペチカ
  • 漆喰塗りストーブ
  • ガソリン缶ストーブ
  • ドラム缶ストーブ
  • 煎餅缶ストーブ
  • BBQ専用ストーブ
  • 多機能キッチンストーブ
  • 廃油ストーブ
  • 土管ストーブ
  • ペレットストーブ
  • ウッドガスストーブ
  • ネイチャーストーブ
  • アルコールストーブ などなど・・・

これから手作りでストーブを作りたいと考える人は、まずこの本を手に入れて勉強してみると良いでしょう。

ちなみに、このブログ「ロケットストーブマニア」の手作りストーブについても、詳しい解説付きで掲載されていますよ。

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出典)ドゥーパ! 特別編集 DIYで楽しむ 手作りストーブの本 (Gakken Mook)

ロケットストーブ(日本ロケットストーブ普及協会)

出典)日本ロケットストーブ普及協会ー公式ブログ|マニュアル本 sold out

次にするのは、日本ロケットストーブ普及協会が発行している「ロケットストーブ 改訂版」です。

最近流行のロケットストーブという暖房器具は、もともと外国で使われていたものを日本に持ち込んできたという経緯があり、アメリカの方で英語で書かれていたロケットストーブの作り方などが書かれた本を日本語訳したのがこの本です。

キッチンで使えるロケットストーブやベンチタイプのロケットストーブの設計ノウハウから図面まで、ロケットストーブに関するあらゆる知識が網羅されています。

特に、ロケットストーブ特有の燃焼室の構造や燃焼筒(ヒートライザー)などの考え方は、火を使う生活から離れてしまっている人が火の性質を理解する上で役に立つでしょう。

最高!薪&ロケットストーブ(農山漁村文化協会)

現代農業特選シリーズ 最高!薪&ロケットストーブ

出典)現代農業増刊 最高!薪&ロケットストーブ DVDでもっとわかる 2013年 12月号|Amazon

次に紹介しておきたい本は、農山漁村文化協会が出版している「最高!薪&ロケットストーブ」です。

この本は先ほど紹介した本とは異なり、ロケットストーブに関する基礎知識の部分はあまり書かれていませんが、実際の写真つきでベンチ式のロケットストーブの具体的な作り方が紹介されています。

面白いのは、この本に付属で付いているDVDの方で、ロケットストーブを作った後に必ず必要となる薪の割り方や乾燥した薪の作り方などを解説した動画があります。

実は、室内暖房用としてロケットストーブをうまく運用できるかどうかの鍵を握っているのは、いかに安くて乾燥した薪を手に入れられるかどうかにかかっているといっても過言ではありません。

そういう意味から、この本についているDVDで、どうやって薪を手に入れるのか、どのように薪を割り、どうやってその薪を乾燥させるのかなどを、事前にシミュレーションしておくと良いでしょう。

薪ストーブの本(図書印刷株式会社)

出典)薪ストーブの本 vol.5 私たちの薪ストーブ・スタイル報告書 (CHIKYU-MARU MOOK 別冊夢の丸太小屋に暮らす)|Amazon

次に紹介しておきたいのが、図書印刷株式会社が発行している「薪ストーブの本」です。

この雑誌は、直接的にロケットストーブに関する情報は載っていないのですが、鋳物の薪ストーブに関するさまざまな情報が載っていますので、例えば、薪割りの具体的な方法や、斧の選び方など、この様な点においてはロケットストーブユーザーにも有益な情報が載っています。

また、ロケットストーブでは2次燃焼までしか引き起こすことができませんが、高価な鋳物の薪ストーブでは3次燃焼も行うことができ、その仕組みなどが詳しく解説されていたりもします。

特に「薪ストーブの本のvol.8」で解説されている「煙道火災はどうして起こる?」というコーナーでは、日本暖炉ストーブ協会副理事長さんが、煙道火災について詳しく解説されたりしています。

自分が作るのはロケットストーブだからといって鋳物の薪ストーブは関係ないやと思わずに、自分でリスク管理までできる幅広い知識を身に付けていきましょう。

ドゥーパ!ロケットストーブ、囲炉裏、焚き火場の作り方(Gakken)

出典)ドゥーパ! 2015年 12 月号|Amazon

続いて紹介したいのが、日曜大工好きなら誰しも一度は手に取ったことのある学研の雑誌「ドゥーパ」の2015年12月号(ロケットストーブ、囲炉裏、焚き火場の作り方)です。

ドゥーパのこの号では、みんなが作ったロケットストーブの特集が組まれていて、室内暖房として使えるいろんなタイプのロケットストーブをきれいな写真&コメント付きで見ることができます。

これからロケットストーブを作る人にとっては、「自分はどんなロケットストーブを作っていきたいのか?」というロケットストーブの全体イメージを作るのに役立つと思います。

ちなみに、このブログ「ロケットストーブマニア」で紹介しているロケットストーブも載ってますので、興味のある方はドゥーパ(2015年12月号)を読んでみてくださいね。

ドゥーパのロケットストーブ特集

出典)ドゥーパ! 2015年 12 月号

Fielder(凸版印刷株式会社)

出典)Fielder vol.26 大特集:野火のすべて|Amazon

次に紹介しておきたいのが、超アウトドア系の雑誌「Fielder」のvol.26です。

この号では「野火のすべて」というテーマで、「火とは何か?」という基本的なところから、アウトドアで役立つ「火のおこし方」や「さまざまな形式の焚き火やファイヤーホールの作り方」などが解説されています。

一見、アウトドアでの焚き火は、ロケットストーブとは関係がなさそうに感じますが、ほとんどの焚き火は「二次燃焼」を引き起こすことができていません。

そのことについて、この号では「二次燃焼を考える」というコーナーが設けられていて、アウトドアでも二次燃焼を引き起こす焚き火ができないか検討されています。

Fielder_vol.26_野火のすべて_二次燃焼

出典)Fielder vol.26 大特集:野火のすべて

残念ながら今回の特集では二次燃焼を引き起こすことにしっっぱいしてしまっていますが、この失敗事例(石組みのロケットストーブ)を理解することで、「どうして二次燃焼が起きなかったのか?」、「どうすれば上手く二次燃焼を引き起こすことができるのか?」ということについて、効果的に学ぶことができます。

最後の方で「ロケットストーブマニア」も紹介さていますので、興味のある方は一度ご覧になってみてください。

手作りエネルギー(講談社)

出典)手作りエネルギー―ドゥー・イット・ユアセルフ|Amazon

次に紹介したのが、講談社から出ている「手作りエネルギー」という本です。

この本は、ロケットストーブのことが書かれているわけではないのですが、薪ストーブの歴史について、暖炉の時代にまでさかのぼって、当時の暖炉の課題や、だれがその課題をどのようにどのように改善して行った結果、今の鋳物の薪ストーブの形にたどり着いたのかということについて詳しく書かれています。

その他にも、薪ストーブだけではなくて、太陽熱を暖房に取り入れる方法や、小規模な風力、水力発電、手作りメタン槽(家畜の糞尿からメタンガスを取り出す装置)といったテーマについても、データ付きで詳しく解説されています。

自然エネルギーのことについて幅広く学ぶことができますので、おすすめの一冊です。

Old-timer(八重洲出版)

出典)Old-timer (オールドタイマー) 2012年 02月号|Amazon

最後に紹介したいのが、八重洲出版の「Old-timer」という古車の専門誌です。

どうして自動車の雑誌なのに、ここで紹介しておきたいかというと、2012年の2月号(Vol.122)の自給知足の楽しみ方というコーナーで、「版築ロケットストーブ」というロケットストーブの作り方から、燃焼のメカニズム、ヒートライザーの効果などが紹介されているからです。

版築ロケットストーブがどのようなものなのかを知りたい人は、この本を購入するか、またはこちらのサイトが参考になると思います。

>>建築工房 藁 |自然素材で家を作る、建築屋のブログ

里山資本主義(角川oneテーマ21)

里山資本主義

出典)里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)|amazon

里山資本主義は、デフレの正体から新しい社会モデルとして林業をどのように活用していけば良いかということについて、机上の空論ではなく、実際のマクロからミクロな視点まで、地域最適化について詳細に解説された書籍です。

その中で少しだけですがペール缶ロケットストーブのことも紹介しています。

この本を読んでロケットストーブを作ってみようと思ったという人も多いと思いますので、ここで紹介させていただきます。

最後に一言

今回は、ロケットストーブ作り始める前に読んでおきたい7つの本についてお話しました。

特にNo.1~3で紹介した3冊には、これからロケットストーブを作り始める人にとっては宝の山といっていいほどの設計情報や制作ノウハウが掲載されています。

時間がない人は、それらをさ~っと流し読みするだけでもかまいませんから、ロケットストーブにはどのような特徴があって、どうやってすると失敗してしまうのかなどを事前学習しておくことをおすすめします。

それでは!

2019年6月20日製品販売・本

Posted by ロケットストーブマニア