【二次燃焼】レンガで作るロケットストーブの作り方

二次燃焼することができるため、燃焼効率が良いと言われているロケットストーブ。

ホームセンターなどで売られているレンガを組み合わせることで、簡易的なロケットストーブを作ることができます。

ただ、本来ロケットストーブはヒートライザーと呼ばれる部分(垂直に立ち上がる部分)を断熱構造にしなければ、本来の強烈な気流やそれによって引き起こされる二次燃焼を生み出すことはできません。

そこで今回は、レンガを使ったロケットストーブの作り方と燃焼の様子について詳しくお話していきます。

レンガロケットストーブの材料

今回紹介するロケットストーブを作るために必要なレンガは9個で、ホームセンターなどで売られている一番安いモルタルブロック(78円/個)を使いました。

モルタルブロックは火に晒されると割れることがあるので、本来であれば耐火レンガ(200~300円/個)を使うべきなのですが、とりあえず実験だけという名目で価格の安いモルタルブロック(78円/個)を使いました。

具体的な作り方

作り方はとても簡単です。

まず、平らな地面にレンガをこのような感じでコの字型に置いていきます。

後は以下のような感じでレンガを組合せていきましょう。

あっという間にロケットストーブが完成しました。

実際の燃焼の様子

ここからは、レンガロケットストーブの燃焼の様子についてお話していきます。

燃焼室に火を入れると、始めのうちは白い煙がモクモクと立ち上りますが、しばらくするとこのような感じで、煙は無色透明になり、ロケットストーブらしい燃焼になりました。

上部から覗くと炎が渦を巻きながら立ち上がっていて、「ボーーーーッ」という音を立てながら二次燃焼が発生していることが分かります。

垂直に立ち上がっている部分(ロケットストーブでいうところのヒートライザー部)は、排気通路面積を炉内よりも少し狭くしてあげると上昇気流が少し速くなります。

ちなみに、二次燃焼が起きはじめるのは炉内の温度が上がってきてからで、釜の前面を9割ほど塞ぎ、吸込み空気量を減らした時に起きやすいことがわかりました。

また、空気の引き込みが強いため、炉内にたくさんの木材を入れ込んでもうまく燃焼してくれます。

このレンガロケットストーブに火を入れて感じたことは、通常の焚き火と違って温度が高くなる部分が炎が出ている上部の一点に集中するため、火の近くにいても全然熱くならないのが印象的でした。

逆に考えると、焚き火のように近くにいても暖かくならないので、冬に屋外で暖を取るためには使えないと思います。

また、二次燃焼は起こるは起こるのですが、やはり本来のロケットストーブのように強烈な気流が生まれるという感じではなく、かろうじて二次燃焼ができている程度の印象です。

試しに、立ち上がり部を高くしてみたりしましたが、二次燃焼の状態も空気の引き込みの強さも先程と同じレベルであまり変わりませんでした。

ロケットストーブの立ち上がり部(ヒートライザー部)をレンガで作ってしまうと、本来、排煙ガス温度を保たなければならないのに、立ち上がり部(ヒートライザー部)のレンガに熱が取られてしまうために、強い気流が生まれず、強い二次燃焼が生まれないのでしょう。

この結果から、ロケットストーブの要はヒートライザー部の断熱構造だということがよく分かる結果となりました。

>>ロケットストーブの原理と構造

逆に、燃焼炉は熱せられたレンガで囲われているため火の持ちはよく、少し目を話していてもすぐに火が消えてしまうということはありませんでした。

火持ちは良いが、強い気流は生まれにくく、二次燃焼も穏やかなのが、レンガを使ったロケットストーブという感じでした。

最後に一言

今回は、レンガで作るロケットストーブの作り方についてお話しました。

レンガで作った場合、ヒートライザー部が断熱できないため、ロケットストーブ特有のあの強烈な気流が生まれないため、発生する二次燃焼も少し弱々しい感じに・・・。

一般的な木材だと火力が弱いので、お湯を沸かしたりする程度なら使えるかもしれませんが、調理をするには不向きでしょう。

ただ、レンガだけで簡単にロケットストーブ風の燃焼を体験できるという点では面白いものだと思います。

興味のある方は、一度作ってみては?

それでは!

2019年6月20日自作・作り方

Posted by ロケットストーブマニア