自作薪ストーブを室内暖房として利用する時に必要な道具まとめ

【道具その1】ライター&ガスバーナー

自作薪ストーブの着火や再着火に使うガスバーナーやターボライター

薪ストーブの薪に着火するときはダンボールや新聞紙を使わずに、ガスバーナーで着火します。

もちろんダンボールや新聞紙でも簡単に着火できますし、そちらのほうが経済的です。

ですが、今回紹介しているロケットストーブは一本の筒だけで構成されているという構造上、そういった燃えカスが舞いやすい物を着火材として多用してしまうと、その燃えカスが勢い良く煙突に引き込まれていって、煙突の曲がり等に溜まってしまいます。

その燃えカスで煙突が詰まってしまうと、それを掃除しなければならなくなるので、それを防ぐために薪への着火はガスバーナーを使っています。

ロケットストーブを室外で使う場合は煙突が短いのでそういう心配をする必要はありませんが、ロケットストーブを室内暖房として使う場合は煙突が長くなるので、そのあたりは注意しながら運用していきましょう。

また、しばらくロケットストーブを放置してしまって薪が燃え尽き、新しい薪を追加してもその薪に再着火しない場合は、ターボライターで炉内の温度を上げてあげると、ターボライターぐらいの小さい火でも簡単に再着火する事ができます。

ガスバーナーを使うまでもないので、ターボライターも再着火用に用意しておいたほうが良いでしょう。

【道具その2】バットとお玉

ロケットストーブの燃焼室に溜まっている灰を掻き出すために使っているのは、100円均一で買った金属製のお玉を使っています。

室内暖房として使えるロケットストーブから出る灰の処理をするための道具

ロケットストーブの燃焼室は奥まで長いので、このような柄の長いお玉を使うとうまく灰を掻き出すことができます。

ロケットストーブのデメリットは灰で部屋が汚れること

そして、その掻き出した灰を受取るのが、これも100円均一で購入したトレーです。

トレーに取り出した灰はそのまま庭に撒いているので、灰の処理のために使っている道具はこれぐらいです。

【道具その3】電動ノコギリ

拾ってきた流木から乾燥した薪を作るための道具

薪ストーブを使うためには、薪を調達して薪割りをする必要があります。

私の場合、海に落ちている流木を拾ってきて、それを適当な大きさに丸ノコでカット、そして斧で薪割りします。

日当たりと風通しの良い自作した薪置き場は波板と透明のビニールシートで雨と露を避ける

薪割の後はPPバンドを使って束ね、透明なシートで雨よけ&ポリカーボネートで地面からの湿気除けを施した薪置き場で2週間程度乾燥させます。

収集用のコンテナに入っているのは、薪割り中に割れてしまったりした細かな薪です。

これらの薪も廃棄せず、巻き割りした薪と一緒にロケットストーブで暖房の燃料として使っています。

【道具その4】砂とバケツ

最後に紹介しておきたいのが、消火器具です。

普段、ロケットストーブの火を消す場合は、中にある炭が燃え尽きるまで燃焼を継続し、燃えるものがなくなるからロケットストーブが鎮火していくという感じで運用します。

ですが、地震などで今すぐに鎮火しなければならないときのことも考えておかなければなりません。

そのような場合は、事前に準備しておいたバケツ一杯の砂を燃焼室に投入して、炉内に入る酸素を強制的に止めてしまいます。

事前に準備しておいた砂をロケットストーブの燃焼室に入れる

ロケットストーブの燃焼室に砂を入れて酸素の供給を立つ

この方法はかなり早くロケットストーブを鎮火することができますが、一回毎に砂を掻き出さなければ薪の投入や再着火ができませんので、あくまで緊急時の鎮火方法として覚えておいてください。

そして、もう一つ。

万が一、ロケットストーブの外側に火が出てきてしまった時のことも考えておかなければなりませんね。

室内暖房で使えるロケットストーブで使う消火スプレー

このような消化スプレーなどを器具は暖炉から少し離れた、火の届かない場所に用意しておきましょう。

最後に一言

今回は、自作薪ストーブを室内暖房として利用する時に必要な道具を紹介してきました。

雑誌に載っているような薪ストーブのアクセサリーのように高価なものは一つもありませんが、これだけあれば十分に自作薪ストーブを室内暖房として活用していくことができます。

また、最後に紹介した消火設備は絶対に準備しておいてほしいのですが、それよりもその前段階で火災を起こさないような設計をして、火災が起こらないような運用の方法を事前に考えて置くことが最も重要です。

ここで紹介している方法はあくまで参考にしておいて、このレベルよりも上で安全に運用するよう心がけてくださいね。

それでは!



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