自作薪ストーブに簡易石釜を取り付け
斜めに飛び出しているのが薪を投入する投入口で、そのすぐ下が燃焼室になっています。
石釜の熱源として、この燃焼室から出る熱を利用していきます。
燃焼室の上部に耐火煉瓦を組み付けて、石釜を作りました。
組み付けた耐火煉瓦の上には、固定せずに耐火煉瓦を置くことで、材料を出し入れできるようにしています。
これで、石釜付きロケットストーブの完成です。
さっそく焼き芋を焼いてみた
石釜付き薪ストーブが完成して、焼き芋を焼いてみました。
まず、ロケットストーブに着火して1時間以上たって石釜が温まってから、アルミホイルに包んだサツマイモをこのような形で石釜の中に入れていきます。
この時、石釜は相当熱くなっている(約200℃)ので、火傷をしないように軍手などをしたほうがいいと思います。
サツマイモを石釜の中に入れてから60分ぐらい経ってくると、焼き芋のいいにおいが部屋の中に漂ってきました。
軍手をつけて石釜を開け、サツマイモのやわらかさをチェックしながら様子を見ていき、だいたい90分ぐらい経ったところで、焼き芋が完成しました。
中までしっかりと火が通っていて、なんともいえない甘さの焼き芋が出来上がりました。
野焼きの焼き芋の出来上がりはだいたい30~40分。
それに対して、この薪ストーブの場合はその約3倍の時間をかけてじっくりと火を通しているので、その焼き芋特有のあまさの度合いが格段に違います。
子供達も「これ、おいしい!」といって、焼き芋を2~3本ペロッと食べてしまいました。
焼き芋ができるならパンも焼ける!?
石釜で焼き芋ができるなら手作りパンも焼けると思って、焼いてみました。
ホームベーカリーで作ったパン生地をアルミホイルとオーブンペーパーの上に乗せ、石釜の中へ。
約20分後には、こんな感じで焼きあがりました。
このパンもめちゃめちゃおいしかったです。
オーブンレンジのような均一な焼き上がりではなくて、外はカリッととしていて、中はもっちり。
焼きムラ&多少の焦げはありましたが、アウトドアで作ったパン的な手作り感がさらにおいしさを引き立てていました。
石釜付き自作ストーブの課題
今回の石釜パン作りを通してひとつ気になったことがあります。
それは、上のパンの出来上がりの写真で分かるように、250℃まで耐えられるオーブンペーパーの一部が焦げてしまっていたこと。
パンを置いている床の一部はその温度以上にまでなっているのでしょう。
これから石釜を上手に活用していくためには、石釜を改良して均一な温度を得られるようにしていく必要がありそうです。
また、石釜の大きさも小さいので、一度に沢山のものが焼けるように工夫していきたいと思っています。
最後に一言
ということで、今回は室内暖房用に作った自作薪ストーブに簡易石釜を作って、焼き芋とパン作りに挑戦してみた結果、とてもおいしかったので紹介しました。
いや~、本当においしかったですよ。
これからもうすこし石釜を改良して、実用レベルまで改良していきますのでお楽しみに。
それでは!