ロケットストーブ作りのイメージ動画
ロケットストーブの作り方のイメージを持ってもらうため、まずはこちらの動画をご覧ください。
この動画を見てざっくりとしたロケットストーブの作り方をイメージができましたでしょうか?
ここからは、ロケットストーブの作り方のコツやポイントについてお話していきます。
具体的な作り方の手順
それでは室内暖房用のロケットストーブの具体的な作り方についてお話します。
【STEP1】ステンレス煙突をつなげて燃焼室とヒートライザーの本体を作る
まずはロケットストーブの内側の部分を作っていきましょう。
ステンレス煙突(Φ100)を差し込みながら組み合わせて、燃焼室と煙突を作ります。
ステンレス煙突のパーツの継ぎ手には耐熱セメント(1095℃)を塗ります。
このあたりは楽勝なので、どんどん作業を進めていってくださいね。
【STEP2】U字溝パーツを組み立てる
次はロケットストーブの外側を作っていきます。
本体背面側にレンガを組み付けます。
接着は先ほどと同じ耐熱セメントで、ぐ~っと力を入れて押さえ込み、完全に固まるまでは強い衝撃を与えないようにしましょう。
次に耐熱セメントを接着面に塗ったU字溝(幅15cm)を組み合わせます。
結構重いので、慎重に作業を進めてくださいね。
先ほど作ったステンレスパイプをU字溝にはめ込みます。
そこにU字溝のフタを組み合わせ、紐などで軽く固定しておきます。
この段階まで来ると、ロケットストーブの全体像が見えてきますね。
【STEP3】パーライトを流し込む
続いては、パーライトをU字溝とステンレスパイプの間に充填していきます。
上部のヒートライザー(断熱煙突)部にもパーライトを充填しましょう。
【注】このロケットストーブは、燃焼室(ステンレス煙突のL曲がり)の耐久性があまりりよくないため、ここで充填するパーライトを耐火モルタル+パーライトの混合物にし、燃焼室がぼろぼろになった時に、耐火モルタルが燃焼室の壁の役割となるようにした方がいいと思います。
詳細は、こちらの記事にまとめてあります。
>>自作薪ストーブは耐久性に難有・・・燃焼室を改良することで実用化に成功
【STEP4】レンガで内部のステンレス煙突の位置を固定
レンガでステンレス煙突の位置を固定します。
スチールウールやコンクリートブロックで隙間を埋める
スチールウールやコンクリートブロックでU字溝とステンレス煙突の隙間を埋め、パーライトが外に流れ出ないようにします。
お疲れ様でした。
これで室内暖房に使えるロケットストーブの完成です。
最後に一言
今回は、シンプルな室内暖房用ロケットストーブの作り方についてお話しました。
ロケットストーブは自分で簡単に、そして安く作ることができます。
ただ、このロケットストーブに限らず、ステンレス煙突で構成するロケットストーブは燃焼室が高温で錆びてボロボロになりやすいため、燃焼室の劣化を食い止める改良が必要です。
そのことについては、こちらの記事に詳しく書いてあります。
>>自作薪ストーブは耐久性に難有・・・燃焼室を改良することで実用化に成功
なお、このロケットストーブを室内に設置するときの様子が知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
それでは!