ひだるまくんの構造について
まずはじめに、ひだるまくんの構造についてお話していきます。
ひだるまくんは本体と薪を保持するための部品の2つのパーツから構成されています。
この薪を保持するためのパーツの先端にはメッシュ加工が施されていて、薪投入口の下から吸い込んだ空気を燃焼室の奥側からも供給するような仕組みになっています。
この燃焼室の上側はヒートライザー構造となっていて、断熱材は入っていないものの空気層の2重構造となっているため、煙突効果による上昇気流も生まれやすい構造になっています。
構造的にはステンレス煙突を大きめの缶で覆った様なシンプルな形ですが、燃焼室からヒートライザー部まで熱が外に逃げにくい構造になっているため、燃焼効率は良さそうなイメージです。
実際の燃焼の様子
ここからは、実際に火だるまくんに火を入れてみた時の様子についてお話していきます。
細目の気を並べてライターで火をつけると、すぐに空気が吸い込まれ出して、あっという間に着火完了です。
着火直後は多少白っぽい煙が出ましたが、すぐになくなって無色透明に近い状態になり、着火してから2~3分で上部から炎が見えるほどになりました。
ひだるまくんは燃焼室やヒートライザー部が空気層で断熱されており、着火後すぐに燃焼室内の温度が上がってくれるため、とても火を付けやすいという印象です。
ここからは少し実験的に、ホームセンターで購入してきた木材の細切れなどを使って、どのくらいの時間燃焼を継続できるか試してみました。
着火から30分後
着火してから薪を継ぎ足し続けて30分が経過しましたが、まだまだ強い炎で燃焼を継続中です。
着火から60分後
着火してから60分が経過しました。
少し燃焼室内に燃えカスが貯まってきている感じなので、火の勢いは少し弱まってきています。
常にヒートライザーの上部から火が出ているという感じではなくなってきました。
ですが、木材を投入するタイミングで燃えカスをグイッと押し込んで行いけば、もう少し燃焼を継続することができそうな感じです。
着火から90分後
ひだるまくんに着火してから90分が経過すると、燃焼室内に灰が貯まってしまってうまく燃焼が継続できなくなりました。
私の場合、キャンプなどの屋外調理で火を使う時間は30~45分程度なので、ひだるまくんでも充分に対応できそうな印象です。
ちなみに、この90分の実験でしっかり木材を燃焼させた後に出た灰はたったこれだけでした。
少し黒っぽい炭は残っているものの、ほぼほぼ良い感じで燃焼されて細かな灰だけになっています。
これなら後片付けも簡単で良いとですね。
次のページでは、火だるまくんの火力について、湯沸かし実験した時の様子についてお話していきます。