ロケットストーブを室内暖房として使うときの10つのポイント

【ポイント1】排気ガスは煙突で室外へ排出

煙がほとんど出ないロケットストーブ

ロケットストーブを室内に持ち込む時に一番大切なことは、煙突を使って燃焼後のガス(煙)を室外に排出するという点です。

暖房として使う場合、燃えた後の高温の空気を室内に排出すれば一番暖房効率が良さそうですが、燃焼後のガスの中には体に有害な成分が含まれていますので、それは絶対にやめましょう。

ロケットストーブの煙を室内に出してしまうと、目が痛くなったり、息ができなくなったりしますので、必ずステンレス煙突などを使って、煙を室外に排出するようにしてください。

【ポイント2】室内の煙突を黒色シングル煙突で長めに構成

ロケットストーブを室内暖房として使うときの8つのポイント

ロケットストーブはヒートライザー(垂直煙突の断熱部)で煙を強力に押し出して排気する力がありますので、一般的な薪ストーブのように煙突内の排気ガスを煙突の出口付近まで高温に保ってドラフトを強める必要はありません。

また、ロケットストーブは燃焼室が小型で吸気力が強いため燃焼温度が高まり、未燃焼ガスが発生しにくい構造になっており、その未燃焼ガスがタールや煤と一緒に煙突内部に凝縮して溜まり、それに着火して起こる煙突火災になるリスクが非常に少ないのが特徴。

このような理由から、ロケットストーブの場合は、高温の排気ガスの熱を室内に伝えることが可能となり、ロケットストーブ本体から出る輻射熱を利用した暖房だけではなく、室内の空気を暖めることも同時に行えます。

具体的には、ロケットストーブの室内に配置されているなるべく断熱効果のないシングル煙突をあえて長めに組み立て、煙突から熱を放熱させ、室内の空気を暖めます。

さらに、その煙突を黒色で耐熱塗装する事により、煙突(入り口200℃程度)からも放射熱を得られるので、更に効果的な暖房が実現します。

我が家では、上の写真のような煙突を採用していて、ロケットストーブに火を入れていても、部屋を出る直前の煙突を少しの間なら素手で触れる(約70~80℃)ぐらいにまで排気ガスの温度が下り、その分室内が暖められていることが分かります。

【ポイント3】室内で液ダレを発生させない煙突の配置

ロケットストーブの煙突から出てくる木搾液

普通、薪ストーブを設置する場合、ドラフトを効果的に生み出すために、吹き抜けなどを利用して屋根まで煙突を一直線に立ち上げるような配置にすることが多くあります。

ですが、ロケットストーブを室内暖房として利用する場合、そのような構造は避けたほうが良いでしょう。

その理由は、真冬の外気で冷やされた煙突の内側に燃焼ガスに含まれる水分が結露し、それが煙突をつたって下の方にたれてくるから。

一般的な薪ストーブの場合、断熱二重煙突を使って排気ガスの温度を下げないで室外に放出するため、煙突内部への結露はほとんどありませんが、このロケットストーブのように積極的に室内に排気ガスの熱を伝えてしまうので、その弊害として冷えた煙突内部表面に結露が発生します。

お問い合わせで「室内で煙突の排熱を30度くらいまで引き延ばしたいと考えていたのですが、室外の煙突からうまく排出されませんか?」といった質問もいただきましたが、煙がうまく排出されるかどうかは、煙突の径を燃焼室の径より20~30%大きめに設計しておけば問題になってこないのではと思います。

ですが、排熱温度を下げすぎるとこの木酢液が室内の煙突の継ぎ目から垂れてきてしまうことの方が問題になてってくると思います。

我が家では室内側の煙突の温度を結露が発生しないぐらいの温度(煙突の表面温度で70~80℃)になるような室内側の煙突長を選び、そこから先の煙突を水平にして室外に出すという構造にしました。

室内暖房に使えるロケットストーブの結露水対策

こうすることによって、煙突内部での結露は室外でしか発生せず、発生した結露水は室外に設置したバケツにのみ排出されます。

ロケットストーブの煙突から出る木搾液を受けるためのバケツ

ちなみにこの結露水はホームセンターなどにも売られている木搾液と呼ばれるもの。

様々な活用方法がありますが、我が家では除草液としてこの原液を薄めずに庭に撒いたり、逆に薄めて木や野菜の根元に撒いて肥料の代わりに使ったりしています。

続いては、ロケットストーブを室内暖房として使うときのポイント4~7についてお話していきます。

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