自作薪ストーブ(ロケットストーブ)のメリットとデメリットのまとめ

【デメリットその1】作るのに手間がかかる

室内暖房用のロケットストーブ本体とU字溝間にパーライトを流し込む

続いては、DIY薪ストーブのデメリットについてもお話ししていきます。

室内暖房でも活躍できる薪ストーブを自作するには、当然ですが手間と労力がかかります。

私の場合、ロケットストーブの本体部分を組み立てるのに約1日、外で燃焼試験をするために約3日、室内に組み付けるために約1日、そして、室内で効率よく運転させるために、また安全に安定した状態に組み換えるために約1週間かかりました。

それだけの手間がかかることを考えると、薪ストーブが「好き」でない人はやらないほうがいいと思います。

私のようにどれだけ大変でも、どれだけ手間がかかっても、薪ストーブが好きで好きでたまらない場合にだけ、薪ストーブをパーツから組み立てるといったことをやってもいいのかもしれません。

【デメリットその2】スイッチオンで目標の温度まで暖房・・・とはいかない

薪ストーブはエアコンやファンヒーターなどのようにコンピューターで電子制御するものではありません。

ですから、部屋の温度を自動で一定に保つということはできません。

寒くなってきたら薪ストーブをつけ、薪を入れ続けないといけませんし、暑くなってきても薪が薪ストーブの中に残っていたら、それが燃え尽きるまで部屋を暖め続けます。

もちろん慣れてくれば、そういった面をノウハウや感でコントロールするようになってくるので、初めのころのようにずっとストーブに付っきりというのは徐々になくなってきます。

ですが、スイッチオンで室温一定というエアコンやファンヒーターに慣れてしまっている人の場合、薪をくべたりする作業を手間に感じてしまうと思います。

【デメリットその3】燃焼室の耐久性に課題有↓↓

ロケットストーブの燃焼室(ステンレス製)の壁が崩れる

ロケットストーブの燃焼室は、ステンレス製の煙突を流用して使っています。

もともと煙突用に設計されているので、鉄板は薄く、500~700度にもなる燃焼温度に耐えられず、1ヶ月程度で燃焼室の壁に穴が開き、断熱材として充填していたパーライトが出てきてしまいました。

燃焼室の周りは、パーライトを充填していて、その外側はU字溝で覆われていますので、少しぐらい穴が開いた程度では、使えなくなるといったものではありません。

なので、燃焼室のパーツ(T曲、1000円弱)を消耗品として考えてもよいのですが、それだとメンテナンスが大変です。

この課題については、ロケットストーブの実用化(メンテナンスフリー)に向けて、今後改善していきたいと思っています。

【デメリットその4】住宅密集地では煙が近所迷惑に・・・

煙がほとんど出ないロケットストーブ

薪ストーブの宿命、それが巻きストーブを設置する事で近所迷惑になることもあるという点です。

それが煙の問題です。

ロケットストーブは、高温で燃焼するため煙がほとんど出ないことで有名ですが、火を入れた瞬間と、火を消す瞬間はそこそこの煙が出ます。

都会などの住宅が密集した地域だと、煙の臭いや、または煙が出ているだけでもクレームが入る場合もあるようです。

薪ストーブを設置する前に、近所で薪ストーブを使っている人がいないか探し、もし見つけることができたら、その人に薪ストーブの運用について、ノウハウを聞いてみるのがよいでしょう。

もし、近所に薪ストーブの前例がなければ、薪ストーブの導入は注意深く検討したほうがいいと思います。

また、もし導入する事にしたとしても、ロケットストーブの煙突は近所の住宅の屋根よりも高くなるように設置しましょう。

ロケットストーブは、煙突がなくても機能する構造なので、煙突購入費用を削減するために低い煙突にしてしまいがちですが、煙突が低いと、煙が地上を這ってしまいます。

透明に近い煙でも、臭いはしてします。

ですから、できる限り煙突を高くして、地上にまで煙が降りてこないようにしましょう。

【デメリットその5】鎮火して置き火になる瞬間に室内に煙が逆流する事がある

薪ストーブや暖炉における煙の逆流は、家の中の気圧が家の外より低い場合に起こる現象です。

家の中の気圧が家の外より低いという状況は、窓やドアを締め切った状況で換気扇をつけているようなイメージです。

換気扇によって家の外に空気が排気されると家の中の気圧が低くなり、唯一家の外とつながっている薪ストーブの煙突を通って家の中に空気が流れ込んできます。

最近の家は、台所の換気扇がOFFでも、お風呂やトイレの換気扇は24時間回りっぱなしになっていることが多く、家の中は家の外より気圧が低くなりがちです。

ロケットストーブの中でメラメラと火が付いている場合、ヒートライザーが十分に温まっているため、煙が力強く排気されているのでよいのですが、燃焼室の火が消え置き火になると、ヒートライザーが冷えていき、排気能力がどんどん弱まっていきます。

すると、本来煙突から排気されるべき煙が逆流して室内に入り込んでくる場合があります。

煙が部屋に充満すると、目が痛くなって、咳き込みます。

この現象を回避するためには、ロケットストーブが置かれている部屋の窓をほんの少しだけ開けておけばOK。

薪ストーブに点火する直前から、少しだけ部屋の窓を開ける習慣をつけると良いでしょう。

続いては、デメリット6~10についてお話していきます。

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